中学生になった頃、息子は学校に通うことが難しくなりました。
学校に行けない日があっても、子どもが安心して心を寄せることのできる「居場所」が必要だと感じ、探し出したのがSTEAM+でした。
英語とプラスアルファを学べるという点に魅力を感じたのですが、正直なところ、最初は息子を外に連れ出すこと自体がとても大変でした。
それでも「とにかく一緒に外に出よう」と話し、少しずつ通い始めました。
初めは英語でゲームをしたり、ロボットを作ったりして過ごしていました。先生方も穏やかで、少しずつ環境に慣れてきたある日、「ドラムをやってみない?」と声をかけていただきました。
その日ドラムを叩いた瞬間から、息子はその楽しさにすっかり魅了されたようでした。
先生はとても褒め上手で、やさしく丁寧に教えてくださり、気がつけば毎日通うほどになっていました。いつも楽しそうにレッスンを受けていたのが印象的です。
ドラムを始めてからは、完全に音楽の世界にのめり込み、家でも練習できる環境を整えました。ネイティブの先生との英会話も楽しかったようで、「先生と話すとポジティブになれる」と話していたことを覚えています。中学時代は、週に一度ほど、ほぼすべての授業を受けていました。
その後、高校に進学するタイミングで登校できるようになり、サポートをオンラインに切り替えていただいたことで、無理なく継続することができました。高校生活も楽しく送ることができ、本当に感謝しています。
これまで「藁をもすがる思い」を経験したことのなかった私にとって、子どもの不登校は、あまりにも大きく、解決できない問題のように感じられました。
学校に通わなくてもいいから、もう一度、元気な息子の姿を見たい——その一心でした。
STEAM+は、まさにその想いに応えてくれる温かな場所でした。
息子にやさしく接してくださった先生方はもちろん、田端先生が、社会のこと、学校のこと、将来の選択肢について、折に触れて息子に話してくださったことは、私にとって本当にありがたかったです。ご自身のお子さんや生徒さんへの想いが、並々ならぬものであることが伝わってきました。
もしお子さんのことで悩まれている方がいらっしゃいましたら、一度訪れてみるという選択肢を考えてみていただきたいと思います。
息子のように、音楽が大好きで、これから先もずっと音楽とともに楽しみながら生きていける「目的」が見つかったことが、何よりもありがたいことでした。
親子ともに苦しい日々を過ごしていた中で、こちらに通わせていただく、機会を頂けたこと、救って頂いたことを心から感謝しております。