残念ながら代表は学校に行けてたので不登校のお子さんの気持ちは正直わかりません。
ただ、漢字テストは0点、掛け算は出来ない、話すことも苦手、友人も少なく、教室では外を眺める日々。
そんな学校生活でした。
当時、不登校はなんとなくしてはいけないという社会の雰囲気がありました。
私は、勉強(暗記)や友人との関係が上手く作れない子だったので、学校はただのつらい場所でした。
その為、私が経営する教室で不登校のご相談ががあった場合。
不謹慎とは思っておりますが、逆にチャンスであると伝えております。
学校に行かない事を選択したお子さんで、勉強が苦手なお子さんは、無駄な時間を過ごさなくて済むからです。
代表にも二人の息子がおり発達障がいです。
実は2人とも完全不登校(長男は中学から支援級に通学)。
当初は公共の施設や不登校の学校など多くの場所を見学しましたが、どこも息子に会うところが無く、結果息子の要望に合う放課後等デイサービス スティームプラスを作りました。
私は社会の為とか教育改革のためとかかっこいい事は言いません。正直に息子の為に作りました。
我が家では不登校大歓迎です。
家でとことん好きな事をさせます。
YouTube・ゲームがメインの毎日になります。
もちろん笑顔で許可し時間制限しておりません。
どのご家庭でもそう思います。
そんな自由に遊ばせて将来が可哀そうと思う親御さんが大半だと思います。
でも、私は心配をしておりません。
私の経験から遊びまくることで、勉強をやりたい時が必ず来ますので、親が無理にさせる必要が無いと思っているからです。
私は1970年代生まれの古い人間です。
小学校時代は釣り・中学校時代はゲームセンターばかり行っておりました。
好きな事をとことんさせてくれる家庭環境だったため毎日遊んでおりました。
両親の口癖が
「勉強が出来ない親の子だから勉強が出来るようになるはずがない。」
「仕事は体が健康なら問題ない。」
でした。
そんな遊び三昧の私ですが、高校の時に突如好きな事が出来ました。
それはゴルフ!
当時アルバイト先がゴルフ場で、たまたま従業員の大会に出ることになり練習を開始。
上手くなるにつれ、自信が付き学校の勉強も始めるようになりました。
これをきっかけに高校2年生まで就職希望だった私は大学進学を決め見事合格。
そんな好きな事から勉強が出来るようになった経験から、息子たちも好きな事を探すため不登校でも自由にさせております。
- 親が暗記が得意なら、子どもは遺伝子で暗記が得意な子になる確率が高いそうです。
- 親が運動が得意なら、子どもは遺伝子で運動が得意な子になる確率が高いそうです。
努力もありますが、遺伝子で基礎の部分は決まってしまいます。
練習(勉強)すれば出来るようになるという風潮。
私もそれに惑わされずっと努力してきました。
でも多少は結果は出るのかもしれませんが出来ないんですよ。
朝の漢字小テスト。
みんなは朝の直前に暗記して10問答え100点。
私は前日からノートに書いて暗記しようと努力するが0点。
出来ないものは出来ないんです。
そんな経験から
そもそも脳が、体が、得意ではない事、好きではない事に時間を費やし鍛えるなら。
その子が得意な事・好きな事に時間を費やし伸ばした方が良いと考えるようになったわけです。
私はたまたま自分にあったやり方を導き出せただけで、全員のお子さんに当てはまらないのも事実。
でも、学校の勉強(暗記と受験テクニックの勉強)が得意でないなら試す価値はあると思っております。
不登校?
いいじゃないですか?多様性が認めたれた時代です。
高校に行きたければ通信があります。
大学に行きたければAO入試があります。
昭和・平成的な考え方をチェンジして最新の情報を取り入れましょう!
会社を経営するようになってから「もともと頭が良かったんだ!」とよく言われます。
でも、私は今でも人の何倍もの勉強をしております。
コロナ前のサラリーマン時代!
仕事場近くの喫茶店オープン(6時30分~9時)と同時に席に着き勉強してきました。
その内容は資格や試験勉強ではありません。
今興味ある事を調べ実践する。ただそれだけです。
- 自動運転って何?→自分で作って動作させる。
- 発達障がいの脳波は?→自分で作って脳波計測する。
- 画像認識って何?→自分でAI画像認識を作る。
令和の現代はインターネットでなんでも学ぶことができます。
学校の先生を超えた豊富な情報が簡単に手に入る時代です。
そんな時代に追いつけていない学校で学ぶより、自宅でネット情報を使った最新情報で勉強するのも良いと思いませんか?
不登校の息子たちは自由なのでもちろん連日ゲームや動画閲覧ばかり。
でも、数年かけて行動を観察すると、ゲームや動画に傾向が見えてきます。
その時がチャンス!
その傾向から興味を持った事を見つけてあげ追求させます。
そして
- 将来の仕事につながる好きを見つけます。
- 仕事につながるスキルを教えます。
ただ、学校に行っていないので、不登校のお子さんは親御さんが先生にならなければいけません。
でも、ご家庭によっては難しいですよね。
私も当時夏休みも休めないサラリーマンでしたが、家庭は奥さんに任せきり。
しかし、仕事をやめて家庭への時間を割けるよう個人事業主になりました。
正直最初は辛かった!奥さんも大変だったと思います。
でも、不登校である息子の一番の理解者にならなければいけないと思い決断しました。
スティームプラスでは、私が家庭でやっていたように、学校では絶対に学べない教材を用意し、お子さんの好きをとことん追求できる環境を準備しております。
理想を追求したため設備コストが高くなり、当初はセレブ相手の塾を開業することを考えておりました。しかし、発達障がいのお子さんを持つ家庭は、ご家庭の事情により片親も多く、収入に恵まれていない方も多いため、制約が多くても、利益が出なくても、放課後等デイサービスで運営することにしました。
昭和・平成時代とは違い、インターネットでいつでも検索ができ、ChatGPTでAIが質問を答えてくれる時代です。
昭和から変わらない教育に違和感を感じているのでしたら、学校では出来ない事を勉強させてください。子どもに10年後の社会で生きるための勉強をさせてください。
集団行動だって、友達だって、学校に行かなくてもメタバースやVRで勉強できます。作れます。
短いテスト時間内で答えをだすための現在主流の勉強より、ネット環境下でAIと一緒に仕事をする勉強をしましょう。
普通が出来ないお子さんなら、普通じゃなくていいじゃないですか。
普通が嫌いなら無理に好きにならず、普通じゃない事を極めましょう。
せっかく学校いけないなら、学校と同じことで勝負しないで、学校ではやらない事で勝負しましょう!
これがスティームプラス代表が考える不登校のお子さんに対する考えです。
そんな事を言っている代表の息子たちの現状を知りたいですよね。
以下に息子達の現状をご紹介します。(2023年現在)
もちろん出来ない事もたくさんありますが今回は書き控えます。
※注意:あくまでも代表個人の意見で上記の勉強方法は万人にあうわけではありません。
長男(中2)
- 小学校は2年から6年まで完全不登校
- 中学校は通級に通学中
- 英検3級
- TOEFL Primary step1,step2(ほぼ満点)
- 英会話はネイティブ。
- インドネシア語・スペイン語・フランス語少々。
- Just Dance 過去世界1位(Hit the road Jack)
- Counter Fight シリーズ 過去複数で世界10位以内を複数所持
現在はコナステ(バーチャルコインゲーム)とPokerStars VR(VRのポーカー)にはまっております。
- アタック25
- フィッシャーズ
- プリキュアの人形
- コインゲーム
次男(小5)
- 幼稚園・小学校は3年から完全不登校
- 英検4級
- TOEFL Primary step1,step2(ほぼ満点)
- 英会話はネイティブ。
- インドネシア語少々。
- Roblox
ゲームはプレーするから作る事もにも興味をもち作り始めております。
- ミスタービースト
- 格闘アニメ
- 爆発
- 気持ち悪いもの
続いてはスティームプラスに通学しているお子さんについてもご紹介。
教室はまだ4年目と歴史が浅いですが、スティームプラスの療育方法と出会って変わったお子さんをご紹介します。
ご家族の理解を得たお子さんはどのように成長したのか!
通信制高校2年生 Aくん
- 小学校は普通級(担任による。1・2年は砂場や中庭、5年はほぼ不登校、3・4・6年は通えた)
- 中学から不登校(中学1年でスティームプラスに通うようになった)
- 高校は通信
小学生から一般の英会話教室に通っておりましたが会話はできませんでした。スティームプラスに通うようになり、授業を英語だけで受けれるレベルになりました。
- Fortnite
中学までは毎日ゲームを実施し課金も年間10万以上。当初は教室でも毎日ゲームを楽しんでおりました。それに対し親御さんは文句も言わずゲームをすることを肯定してくれました。
2023年現在はゲームもほとんどしなくなり、3D CG作成と3Dプリンターで作品作りに夢中。
神奈川県のプログラミング大会でも賞をとり、メタバース空間(VRチャット)のアバターや空間を作って販売するまでになりました。
そして、来年にはCGを教える学科がある通信大学を受験するそうです。
中学1年生から通っております。最初は行くのがとても嫌でした、ただ家にはない環境でゲームが出来るので、どうにか通っていました。しかし、今では学校に行くよりも楽しく出来れば毎日行きたいです。
苦手だったPCもできるようになり、色々なことができるようになって自分でも成長したことを実感でき、スティームプラスのおかげで毎日がとても充実しています。
通信制高校2年生 Bくん
- 小学校は普通級
- 中学校は普通級で2年から不登校(中学3年でスティームプラスに通うようになった)
- 高校は通信
○マインクラフト
中学でマインクラフトにハマり、バトル用のサーバー構築を自力で実施。
ゲームからプログラミングに興味をもち大手プログラミング教室に通うが、教室のレベルが低く教えられなくなり終了。
スティームプラスでは、Twitter(現在はX)の書き込みからポジティブ・ネガティブの割合を自動で計算するアプリを勉強しながら開発。
現在は違法駐車を判断する画像認識のAIプログラムを勉強中。
また、プログラム以外では、Nvidiaでカメラを使った自動運転プログラムも勉強中。そして、英語も重要ということで英会話勉強中。
そして、来年には新設されたビックデータをAI解析する学科がある大学にAO入試で受験しようと頑張っております。
起立性調節障害のために朝起きることが困難であったため、朝学校に登校しづらい中、放課後デイサービススティームプラスと出会ったことで、間違いなく僕の人生の方向を変え、視野を広げることができました。
まず、マンツーマンの授業なので、個人的な悩みや相談を気兼ねなく行うことができました。特にプログラミングについては、わからないことや課題について親身に教えてくれて、とても授業が楽しいです。
そして、興味のあったプログラミングを基礎から丁寧に教えていただいたおかげで、今では自信を持ってプログラミングができます。この新しいスキルは今の自分のモチベーションに大きく影響しました。
また、常に体調が不安定な僕にとって、管理者の田中さんが都度対応してくれる連絡用のLINEや、オンラインでの授業(現在は厚労省の要請で実施できない)がとてもありがたかったです。
私は通信制の高校生なので、体調が良い日は昼から夜まで、ネット環境とパソコン性能が良い、スティームプラスの教室を借りて授業や勉強をさせていただいております。これも、私の学習環境を大きく改善できた理由の一つです。
結果、自分の学習方法や視野を広げることができ、メンタルを安定させることにもつながりました。
これからも、このありがたい環境にいることをかみしめて、自分にできることを精一杯していけたらと思っております。
2023年9月現在 代表 田端一雅